美しき惑星(ほし)にを受けて

― VERSUS THE “GREEN SHOCKS Jr” ―

 

Act:0

 

「ウア!クゥゥッ!!」

大量の水をぶっ掛けられ、目を覚ました汀マリア。四肢を拘束され、千条鞭による拷問を受け、いつしか気を失っていたらしい。

マリアの前には、悩ましげなボンテージルックに身を固めた美女と、白髪の老紳士がいた。

「どうだい?喋る気になったかい?」

ボンテージの美女は、マリアにぴったりと顔を寄せつつ訪ねた。その指は、あらわとなっているマリアの乳首をまさぐっている。

思わず顔をそむけるマリア。美女はゆっくりと指を南下させる。マリアが唯一身に付けている純白のショーツ、

その上からしずしずと恥裂をなぞり始める。さらには、マリアの頬をペロリと舐めた。

「ンン!・・・ク、クゥゥ・・・。」

「ワシの研究を邪魔しようとは、全くとんでもない奴め。一体どこの手のものじゃ。」

「ほら、博士もあんたの正体を知りたがってるんだよ。素直に言ってごらん?言わなきゃ、もっと痛い目にあうよ?」

「・・・全く残念でしょうがないわ・・・。あんた達が普通の人間じゃなかったら、こんな鎖引きちぎって、とっちめてやる所なのに・・・。」

強気に言い放つマリア。エゴス怪人以外に、バトルフィーバーとしての力を振るうことは出来ない。

美女は一旦マリアから離れ、新たな責め具を手に歩み寄ってきた。美女がスイッチを入れると、

その棒はバチバチと火花を散らす。スティック状のスタンガンである。

「電気ショックを受けたくなかったら言っちゃいなさい。あなた、何者?」

「私はこの研究所に、バイオテクノロジーの勉強をしに来たメリーよ。」

「本当の事を言いなさい。」

マリアの腹にグっと押し当てられたスタンガンが火花を散らす。強烈な電流がマリアの身体に襲い掛かる。

「キャアアアアアアアアアアアアーーーーーーッッッ!!!」

 

 

Act:1

 

FBIの本部に呼ばれた汀マリア。ソファに座り、与えられるミッションに関する資料をめくっていく。

「ローズウェル・ラボラトリー・・・。ニューオリンズにある、植物学においてはアメリカbPを誇る研究所ですわね。で、私にどうしろと?」

「どうも、その研究所が何やら怪しい研究をしているらしい。行って、調査してきてもらいたい。」

「怪しいとは随分抽象的ですこと・・・。一体どう怪しいんです?」

「それを調べきてほしいんだよ。頼んだぞ、マリー。」

「相変わらず自分勝手ねぇ。そんな調子じゃ、女性にモテませんわよ、ボス。」

「なあに、私にはワイフ1人で充分だよ。なにしろ彼女、体重は2人分だからね。ワッハッハッ!」

マリアはクスリともせず立ち上がり、ルイジアナ州のローズウェル・ラボラトリーへと向かった。

メリー・ポピンズを名乗り、ラボラトリーへ潜入したマリア。まずは派手な動きはせず、一研修員として所内の様子を伺っていた。

一見、普通の植物研究所である。数名の植物学者が、バイオテクノロジー等の研究にいそしんでいる。

ただ、一箇所だけ、所長であるジョージ・ウェルズ博士とその秘書であるシェリー・ロックフォードの2人以外入ることの許されない

秘密の部屋がある事を知る。当然ながらマリアは、所員達が寝静まった頃その部屋への潜伏を試みる。

秘密結社のアジトでもない普通の研究所の秘密の部屋への侵入は、FBIのトップエージェントであるマリアにとっては造作も無い事であった。

そこで彼女が目にしたものは、怪しげな色をした液体に満たされた水槽であった。

その中には、得体の知れない何かがうごめいている・・・と、その時何者かの足音に気がつく。

そのハイヒールの女性は、右手に銃を携えていた。その者を蹴散らしてその場を逃げ出す事はたやすい。

だがそれでは、今後の任務遂行に支障をきたしそうである。

大人しく両手をあげるマリア。ハイヒールの女性、秘書のシェリーがマリアの背中に銃を突きつける。

「メリー・ポピンズなんてふざけた名前していらっしゃるから、怪しい女だと最初から睨んでいたわ。どう見ても東洋人ですものねぇ。」

「いろいろと複雑な事情があるんだから、余計な詮索なさらないでほしいわ。」

「まあ、どうでもいいわ。本当の名前を知りたいから、私の部屋にいらっしゃい。空を飛んで逃げられるとでもいうなら、そうしてもいいけど。」

ひとまず、大人しく女の部屋に行くことにしたマリア。

 

部屋に連れてこられたマリアは、ガッチリと四肢を拘束される。その後一旦引き下がったシェリーが、ボンテージルックに身を固めて

マリアの前に現われた。

「・・・昼間は清純な有能秘書が、夜には淫靡な女王様に変身?やぁねぇ、二面性のある人って好きじゃないわ。」

「私の本分はコッチでねえ。これまでも何人かの諜報部員がここにやってきてね。でも、アタシの拷問に耐え切れずに口を割って、始末されてきたわ。

 さぁ、アンタもその正体を教えていただくわよ!」

シェリーは、ビリビリとマリアの服を剥いでいく。ショーツ以外の服を調べ上げてみるが、彼女の身分を知らしめる物は見つからない。

「ウフフフ、あなたの身体に聞くしかないようねぇ。」

シェリーは千条鞭を携えてマリアに近づいた。

「どうせ最初からそのつもりだったんでしょう?」

グっと歯を食いしばるマリア。シェリーの容赦ない鞭が唸る。手馴れた様子でマリアの身体にあざを刻み付けていくシェリー。

さしものマリアも、絶妙な鞭さばきの前に悲鳴をあげる。

「アゥ!ク、ゥゥ、ングアッ!ハァ・・・ハァ・・・、アグゥゥ!クゥ、ウア!ハァ、ングア!キャアアア!!」

鞭が風を切り、マリアの柔肌に叩きつけられる音、そしてマリアの悲鳴。それを聞きつけたのは、隣室のウェルズ博士である。

おぼろげに博士の姿を確認したマリアだったが、あまりの激痛のために意識を失ってしまった。

 

 

Act:2

 

鞭責めに次ぐスタンガン責め。全て耐え切ったマリアを鋭い視線で見つめる博士とシェリー。

「なかなかしぶとい女じゃのう。」

「フフフ、いたぶり甲斐があるわ。」

シェリーはキャンドルから蝋燭を取り外し、マリアに近づく。たっぷりと溶け落ちた紅いロウを、マリアの乳房にひたりと垂らした。

「イヤァアアア!あ、熱、キャアアアア!!」

「あら、可愛いお声。ゾクゾクしてくるわ・・・。」

嬉々としてロウを落としていくシェリー。そのたびに反応し、身体を揺するマリア。マリアの豊満な上胸が、紅いロウに覆われてしまった。

そのロウを剥がしてやろうとシェリーが持ち出してきたのは、細長いチェーンであった。それを丁度良い長さになるまで幾重かに折ると、

それをマリアの胸元に叩きつける。

「ウアアア!グ、ウグアアア!グハッ、ングアア!アァ、アァ、アアアアアア!!」

「フフフ、最高よ、あなた・・・。こんなにいい反応してくれる子は始めてよ。」

さすがのマリアの目にも、激痛のために涙が溢れ始める。必死で耐えしのぐマリア。胸のロウは綺麗に剥がされたが、

内出血のため真っ赤に腫れあがっている。

「ググ・・・、ウゥ・・・。む、無駄なことはやめなさい・・・。」

眉間にしわを寄せ、シェリーを睨みつけるマリア。

「なかなか気が強いわねえ、そうこなくっちゃ。」

そう言うとシェリーはチェーンをグルグルと右手に巻きつけ始める。そしてその手をマリアの頬にピタッと押し当てた。

「怯えなくてもいいわ。その綺麗なお顔を傷つけたりはしないから・・・。」

右手をグっと引き、それをマリアの腹にぶち込む。渾身の拳が、何発もマリアに打ち込まれた。

「グ、グファアアアアアア!!」

思わず口から血を吐き、ぐったりとうなだれるマリア。その髪を引っ張りあげ、顔を覗き込むシェリー。

「そろそろ正体を吐いちゃおうか?それとももっと痛い目にあいたい?」

「・・・随分と手馴れてるのね・・・。とても植物学博士の秘書とは思えないわ。」

「それじゃ、それらしい責めもしてやろうか?」

シェリーがキッチンから持ってきた籠のなかには、数本のcumcumber(キュウリ)が入っていた。

どれも、少々太めに出来上がっている。マリアの前にしゃがみ込み白いショーツをずり下ろしたシェリーは、手にしたキュウリを近づけていく。

「や、やめて頂戴!」

相手の企みに気付き、思わず叫ぶマリア。全く取り合わないシェリーは、黒い茂みを掻き分け、大陰唇と小陰唇を広げてゆき、

無惨に露出されたマリアの膣口に一本のキュウリを挿し込んだ。

「ウアアアアアアアアアアアアア!!!」

「たかが一本でそんな大袈裟な声あげる事ないのに・・・。あんまりこういう責めには慣れていないようね。」

シェリーは表情一つ変えずに2本目を手にし、膣穴をひろげてソレをねじ込んでいった。

「キャアアアアアアアアア!!」

そして手にした3本目を、マリアの顔に近づける。

「正体を教えてくれたら全部抜いてあげる。教えてくれないなら、これも入れちゃうわよ?」

一瞬とまどいの表情を見せたマリアだったが、無言で顔をそむけた。それを見たシェリーは2本のキュウリを咥えている膣口を

これ以上は不可能と思えるほど広げて隙間を作り、強引に3本目を押し込んでいった。

「ウ、ウグアアア!む、無理、ヤメテ、アアッアアアアアアアアアアア!!!」

苦しさを感じるマリア。それでも与えられた任務をまっとうするため、淫虐な責めに耐え忍んだ。

「なかなかやるじゃないの。じゃあ次はコレを入れちゃおうかしら。」

それまでのものより一回り太いキュウリが、マリアに見せ付けられる。だが、どんなに太くてももう関係は無い。

「こ、これ以上、入りっこないわ・・・。も、もうやめなさい・・・。」

「フフフ、大丈夫よ。」

シェリーはマリアの頬をつたう涙をペロリと舐める。そしてゆっくりとしゃがみ込み、マリアの尻を撫で始めた。柔らかい尻肉の感触を堪能すると、

尻の谷間の奥に潜むすぼみにスっと手をふれた。ビクゥっと反応するマリア。

「じ、冗談はやめて頂戴!そんな事許さないわよ!」

「アンタが強情だから悪いんでしょうが。」

「さ、障らないで!ダメ、やめて、やめなさい!」

ギュギュっとしぼんだ菊座を指で広げ、キュウリの先端をグリグリとあてがう。そして力を込め、ズブズブと沈めていった。

「!!ぎゃああああああ!!」

思わず目をむいて絶叫するマリア。必死に腰を揺すって抵抗してみせる。

「イ、 イヤアアア!ぬ、抜いてぇ!アア、ウアアアアア!!」

まるで短い尻尾のようなソレを、シェリーはゆっくりと出し入れしてみせる。

「フハハハハ!前の穴からおツユがこぼれてるよ!アンタ、お尻で感じるコなんだね?」

「な、何てことを!ア、アアア、ウアアアアア!!」

前と後ろにささったキュウリを握り、グリグリと突き動かすシェリー。彼女の言うとおり、前に刺さったキュウリにはマリアの愛液がまとわりついている。

許しを乞うてしまおうかとも思ったマリア。だが、こんな下品な相手に屈する事は戦士としてのプライドが許さない。

歯を食いしばって我慢するほかなかった。

「ちょっと気張ってみな!もしかしたらひり出せるかもしれないよ。」

思わずシェリーの言う通りにしてしまうマリア。確かに、少しずつ外へ押し出せているようではある。だが、ある程度でシェリーが再び、

それを奥へしまいこんでしまう。

「(な、なんて恐ろしい女なの・・・)」

暴虐の限りを尽くす怪人を相手にし続けてきたマリアは、同じ人間同士でここまでする者がいるとは考えてもみなかった。

エゴスの魔手から守りつづけてきた人間の中には、こういう輩も存在する事を、マリアは初めて思い知らされた。

 

 

Act:3

 

「博士、お召し上がりください。」

シェリーは、マリアの前の穴から引っこ抜いた3本のうち1本のキュウリを渡す。ウェルズ博士はそれを上手そうに頬張る。

シェリー自らも1本くわえ込んだ。そしてマリアの口をこじ開けると、彼女には後ろ穴に入れていたキュウリを押し込んでいった。

当然のように激しく抵抗するマリア。顎、鼻、口を押さえ込むなどして、強引にそれを呑みこませるようとした。

観念したマリアは、圧倒的敗北感を感じつつそれを胃袋へ流し込んだ。

「・・・・こんな事、いつまで続けるつもり・・・?」

「アンタが本当の事を言うまで、永遠にさ。最もアンタがおッ死ぬんじまったらそこでオシマイだけどね。」

そう言いながらシェリーが持ってきたものは、ソーイングセットである。そこから、縫い針やマチ針が無数に刺さった針山を取り出す。

まずは数本、マリアの乳輪にプスプスと刺して行った。乳頭の方にもまんべんなく突き刺してゆき、数本は完全に乳頭を貫通させた。

「グアア!・・・・い・・・いい加減にしてよ!」

怒声を浴びせられても全く取り合わない。しゃがみ込んだシェリーは、ピンク色の性器を露出させた。

「フフフ・・・。可愛らしいオマンコねぇ・・・。妬けてきちゃうわ・・・。」

シェリーはまず一本、陰唇にズブリと沈めてみた。

「キャアアアア!」

続けて数本、陰唇周りを中心に刺し込んでいく。

「アアァ!キャアア!ンクゥ、アアア!イ、イヤァ!アゥ、ンアア、ンフゥ!キャアアア!」

「面白いわぁ。刺してやるたんびにおツユがジュブジュブとこぼれてくる・・・。アンタ、マゾ?」

マリアは奥歯を噛み締め、天を仰ぐ。拳をギュっと握り、懸命に耐え忍んだ。シェリーは、マリアの陰部の中で最も敏感な箇所に指を這わせた。

「アアアア!」

「あらあら、こんなにクリちゃん勃起させちゃって・・・。ウフフフ、刺してくれって言ってるみたいだわ・・・。」

いつしか、それまでずっと遠くで様子を見ていたウェルズ博士も、恍惚の表情を浮かべるシェリーのとなりにしゃがみ込み、

マリアの女陰を凝視し始めていた。そしてシェリーが、まずは包皮あたりに一本突き入れた。

「うわあああああああああああ!!」

そして、亀頭部分へは少し太めの縫い針を刺す。

「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

さらには、淫核の下部にある小さな小さなすぼみへ、針を咥えさせていった。

「ひ、ひぃぃッ!ア、アアア!ウガ、イギャハアアアアアアアア!!」

尿道から襲いくる燃えるような痛み。その美貌からは想像もつかぬ奇声を発したマリアは失神した。

「チィッ!全く、しぶとい女だわ・・・。」

「・・・シェリーよ、この女随分と液を漏らしているようじゃが・・・。」

「・・・博士まさか、この女を・・・。」

「計画を確実に成功させるための実験じゃ。」

「わかりました。」

シェリーは針を乱暴に引き抜いていく。そしてマリアの頬をはり、目を覚まさせる。

「アンタが見たがっていた物を、見せてやるよ。」

後ろ手に手錠をかけ直されたマリアは、背中に銃を突きつけられて歩かされる。行き先は、あの水槽の部屋である。

 

Act:4

マリアが見せ付けられたその水槽の中の物体。それには見覚えがあった。母国、日本のヒーローであるウルトラマンが、

初めて合衆国へあらわれた事はニュースで大きく取り上げられた。その3人組のうちの紅一点、

ウルトラウーマンベスが退治したソーキンモンスター、植物怪獣グリンショックス。

随分と矮小化しており、体長は3〜4m程度になってはいたが、容姿はまさにソレであった。

「・・・なるほどね。それであなた達は、こんな物をどうしようというの?」

 

「モンスターの細胞を密かに入手したワシは、コイツの生命力に驚嘆した。ワシの植物学者としての知識を全て注ぎ込み、再生に取り組んだ。

 ワシらはこのモンスターと融合して、永遠の命を得るんじゃ。」

「素敵でしょう?私の美貌が永遠のものになるのよ。」

あきれ果てるマリアを尻目に、シェリーは続けた。

「このコの餌はアタシの愛液。つまりアタシはこのコの母親ってワケよ。」

「お前にも、コイツの成長に一役買ってもらおうと思ってのう。」

そこまで話を聞いたマリアは、フっと微笑んだ。

「話はわかったわ。全くスケールが大きいんだか小さいんだか・・・。とにかく、ここまで我慢した甲斐あって

 面白い話を聞くことが出来たわ。でも、怪獣の力は私たち人間の手に余ります。悪いけど計画は中止していただくわ。」

ガチャリという金属音は、マリアが手の関節を外して手錠を床に落とした音である。

それと同時にマリアはシェリーの手にしていた拳銃を奪い取る。

「な!?」

あっけに取られるシェリー。マリアは水槽に向けて銃を構える。秘密の部屋に鳴り響く銃声。だが水槽は、弾丸をこともなげに跳ね返した。

続けて銃を撃ち放つマリア。全6発の銃弾は、全く同じ位置に撃ちこまれたが、水槽はついぞ割れることは無かった。

マリアは無言で拳銃を放り捨てた。

「馬鹿な女だ!超強化プラスチック製の水槽はその程度じゃ割れやしないよ!」

「まあいいわ。とりあえずこの事実は公表させていただきます。怪獣なんかを育てている事を世間に知らされたら、

 計画どころか博士の学者生命もオシマイですわね。」

「やらせはしない!アンタにはここで死んでもらう!」

マリアに襲い掛かるシェリー。素早く後転して身をかわすマリア。シェリーのパンチ、キックを軽くかわし、全裸である事を気にもとめずに

華麗なハイキックを叩き込んだ。

「グゥアアア!ア、アンタ一体何者!?」

「正義の味方よ。」

ペッとツバを吐き、グっと構えるシェリー。ジリジリとマリアに近づいていく。

「・・・そのすり足はジュードーね。私の母国の格闘技を習って下さってるなんて、光栄だわ。」

「黙れ!」

ガシっとマリアに掴みかかろうとするシェリー。だがマリアはスルリと身をかわした。逆に、シェリーのボンテージの肩紐を襟に、

ガーターベルトを帯に見立てて、豪快な腰投げを決めて見せた。

「アガァ!グ・・・アァァ・・・・・。」

「私を裸にひん剥いた事が、あだになっちゃったわね。」

頭から床に叩きつけられたシェリーは意識を失う。続いてマリアはウェルズ博士に歩み寄った。

「ヒ、ヒィィ!!」

美しき用心棒があっさりと倒された博士はオロオロと逃げ惑う。そして、あるレバーに手をかけた。

「ワワワ、ワシの計画の邪魔はさせん!」

博士がレバーを引くと、水槽が破裂した。不気味な色の液体が噴出し、床一面に広がる。そして内部にいたグリンショックスが姿を現した。

植物怪獣の異様な容姿に畏怖するマリア。

「・・・怪物相手に気取ってなんかいられないわね・・・。」

マリアはクルリと一回転。バケモノを退治するべく、ミスアメリカへに変身した。

「い、一体あの女、何者なんじゃ・・・。」

ウェルズ博士はへたりこんだ。

 

 

Act:5

ウネウネと触手を動かすグリンショックスと対峙するミスアメリカ。とても接近しての格闘戦が出来る相手とは思えない。

万能棒コマンドバットを構えたミスアメリカは、それを小型ナイフに変形させ、グリンショックスに投げつけた。

ナイフはズバズバと触手を切り裂いていく。だが、その切り口はあっという間に再生していった。

「なるほど、たいした生命力だわ・・・。」

ミスアメリカは、床に散らばる強化プラスチックの欠片を数枚拾うと、今度はグリンショックスの本体を狙ってそれらを投げつける。

百発百中のナイフさばきを誇る彼女が投げた破片は、一つ残らずグリンショックスの本体にめり込んでいく。

うねっていた触手が、みるみる大人しくなった。慎重に近づき、コマンドバットを拾いあげるミスアメリカ。

すると、彼女の青いブーツに細い触手が絡みついてきた。さらに、次々とミスアメリカの四肢めがけて触手が迫ってくる。

引きちぎり、踏んづけ、コマンドバットでぶった切り、必死で抵抗するミスアメリカ。だが、いくら斬っても再生を続け、ミスアメリカを襲う。

両手足に触手を絡みつかれ、大の字に引っ張られるミスアメリカの身体。触手は首、腰にもまとわりつき始めた。

「クゥ!や、ヤバイわね・・・。」

歯を食いしばるマリア。触手はついに、本来の狙いであるミスアメリカの股間にウネウネと近づき始めた。

一本の触手がレオタードの股布を引っ張り、マリアの恥部が露出される。そして別の触手が、マリアの中に乱暴に侵入をはじめた。

「ぐはあああああああ!!」

触手に奥まで入り込まれたミスアメリカは、思わず絶叫する。触手は出し入れを始め、液の分泌を促そうとする。

「じ・・・冗談じゃないわ!」

懸命に手足を引っ張り、ブチブチと触手を引きちぎる。膣穴に入り込んだ触手を握り、引っ張り出そうと試みるが、

触手の動きはあまりにも激しく、力を込めることが叶わなくなる。

「ン、クフゥゥ!ア、アァ、フゥアアア!」

バケモノの触手のうごめきによって、甘美な刺激を受けてしまうミスアメリカ。触手は再度、四肢に絡みつく。

一部の触手はレオタードの中に入り込み、マリアの乳首に吸い付き始めた。

「ク、ハァッ!ど・・・どういう教育受けてんの・・・ングハァッ!」

恥裂には2本目の触手が侵入をはじめる。さらには、肛門の中にまで入り込んできた。

「ンン、アァァ!こ・・・このヘンタイ触手が・・・アァァ!」

いつの間にか触手の数が増えているように思える。グリンショックスの本体も、こころなしか巨大になっているようである。

「ングゥゥ・・・。ダ・・・ダメ・・・。あたし・・・バケモノに・・・イ、イヤァァッ!イヤアアアア!!」

ミスアメリカは、絶頂に達せられる。愛液はみるみるグリンショックスに取り込まれていく。

「い、いかん!シェリー逃げるぞ!計画は失敗じゃあ!」

ウェルズ博士はそそくさとその場を立ち去ろうとする。グリンショックスを浸していた液体には、凄まじすぎる成長力を抑制するための

薬品が混入されていた。その戒めを解かれたグリンショックスは、ミスアメリカの液を奪い、みるみると巨大化していった。

グリンショックスが大きくなるにつれ、研究所はガラガラと崩壊していく。その瓦礫に、いとしのシェリーと共に下敷きになるウェルズ博士。

グリンショックスの体内に吸収されたミスアメリカは、触手の責めによって愛液を出しつづけ、体力を失っていく。

「は・・・あぁぁ・・・。も、もうダメ・・・。」

失神するミスアメリカ。グリンショックスは、マリアの尻穴に突き刺した触手の先から液を発射した。マリアは肉体的に体力を回復させ、

再び液を排出しはじめる。だが、マリアは意識を失ったままである。

 

 

Act:6

「ローズウェル・ラボラトリーに怪獣が現われました。あの、グリンショックスだそうです。」

「なんてこった!マリーは、マリーは無事なのか!?」

「・・・行方不明です・・・。連絡も取れません・・・。」

「オーマイガッ!」

「米軍がグリンショックスに攻撃を仕掛けましたが、歯が立たないそうです。全滅です。」

「だろうな・・・。地球人に、奴を倒す事など出来ん・・・。」

 

グリンショックスの復活に呼応し、光の国からやって来たのは、ウルトラウーマンベス。だが、グリンショックスは執拗な触手攻撃によって

ベスを撃退。さらには、ベスの胎内に種子を植付け、子孫を残そうと試みた。そのままベスを放置し、何処へとも無く去ってゆくグリンショックス。

 [※膣の中をりぬけて]

全ての出来事は、そのグリンショックスの体内で意識を失い続けていたミスアメリカの預かり知らぬ所で起きていた。

ウルトラウーマンベスの無惨な敗北はあっという間に全米に伝わった。

「・・・まさか、ウルトラウーマンがああもあっさり敗北するとは・・・。」

「どうすりゃいいんだ・・・。こんな時、マリーがいてくれたら・・・。」

種子を植え付けられたベスは、いつしかグリンショックスJrの体内に取り込まれていた。ベスは、ミスアメリカ同様膣から液を奪われている。

だが、そのエネルギーはウルトラエネルギーである。グリンショックスJrはオリジナルをはるかに凌駕する成長を遂げていた。

 [※続・膣のを走り抜けて]

グリンショックスJrは、地上を蹂躙しつつある方向目指して進軍していった。その先にいるのは、オリジナルの、

ミスアメリカを取り込んだグリンショックである。

随分と長い時が流れたようだ。意識を失ってからの数日、ずっと愛液を提供しつづけていたミスアメリカの脳に何者かの声が響く。

「とうとう見つけたぞ・・・。これから、貴様の体を取り込ませてもらう・・・。」

「だ、誰!?」

「お前の子供・・・と言えば、わかりやすかろう。」

「わ、私の!?・・・グリンショックスの、子供って事・・・?」

ミスアメリカを取り込んだグリンショックスと、ベスを取り込んだグリンショックスの対面の時がきた。

「そうだ。さらなる進化のため、貴様の体を吸収する。」

「お、驚いたわ・・・。植物が言葉を話すなんて・・・。」

「私のエネルギー媒体は、光の国の巨人なのだ。お前とは訳が違う。」

「光の・・・まさか、ウルトラマン!?」

オリジナルグリンショックスにグリンショックスJrが近づいていく。体躯は、明らかにJrが勝っている。しかもJrには高い知能が備わっている。

勝敗は、闘う前から決していた。グリンショックスJrは、グリンショックスをみるみる取り込んでいく。

 

 

Act:7

グリンショックスが絶命したため、ミスアメリカの身体は自由になった。だが、逃げ出す事は考えていなかった。

Jrの中にウルトラマンがいるのであれば、なんとか救い出さなければならない。

迷わずJrの体内に侵入していった。そしてそこに、ウルトラウーマンベスの姿を発見する。自分がされていたように、

膣穴と尻穴に太い管が挿入されている。

「ベス・・・。待ってて、今助けてあげる。」

まずは、膣穴に入り込んだ管を引っ掴む。そしてベスの恥丘を足場にグっと踏ん張る。

「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね!」

ミスアメリカのブーツからジェットが噴射される。ベスの膣穴に根深く食い込んでいた触手がズブズブと引っ張り出されていった。

「ウグ、ウウウウ!!」

膣内の肉がかなり引き裂かれ、思わずうめき声をあげるベス。だが、ベスの四肢は今だ太い触手で拘束されている。

ミスアメリカの力では、その触手まで取り外すことは出来そうも無かった。

「・・・どうしようか・・・。」

Jrの体内を見回すミスアメリカ。そして、グリンショックスのデータを思い出す。

「たしかこの怪獣の頭には、溶解液が煮えたぎってたわね・・・。」

ベスの肩口に上ったミスアメリカは、上方を見上げた。天井の膜の上には、溶解液が充満されているはずである。

「ベス、ちょっと強引なやり方だけど・・・。我慢してちょうだいね。」

ジェットオンで高く飛び上がるミスアメリカ。同時に、コマンドバットを携える。コマンドバットの片側から、火花が吹き始めた。

5本あわせれば、バトルフィーバーの必殺武器ペンタフォースが完成するが、今手元にあるのは一本のみ。

それでもミスアメリカは、渾身の力を込めて膜を切り裂いていった。

膜からブシャアアっと吹き出た溶解液は、グリンショックスの体内をドロドロと溶かし始める。液は、ベスの身体に滴り始めた。

「ウアアアアアアアアアア!!!」

皮膚がジュブジュブと溶け始め、絶叫するベス。だが、彼女を束縛する触手も液によって溶け始めていく。ようやく手足の自由を取り戻したベスは、

無数の触手を引きちぎり、外部への道を切り開いていく。そして、グリンショックスの体外に脱出した。ミスアメリカもそれに続く。

「ベス、今よ!」

ミスアメリカの指示に従い、ベスはグリンショックスに向かってグラニウム光線を放つ。光流がグリンショックスを貫いていった。

「・・・勝った、の・・・?」

意外なあっけなさに驚くミスアメリカ。ベスは、まだ緊張を解かない。果たして、グリンショックスの傷口はみるみると塞がっていく。

今まで押し黙っていたグリンショックスJrが、声を発し始めた。

 

 

Act:8

 

「所詮はその程度・・・。我が身を滅ぼすことなど、誰にも出来はせぬ。己の無力さがわかったであろう。さあ、再び我が身の一部となるが良い・・・。」

「・・・ベス、ひとまず退散しましょう。今の私たちでは、ヤツを倒すことは出来ないわ・・・。」

2人とも、オリジナルグリンショックス、そしてグリンショックスJrを成長させた責任は強く感じている。

だが、再びグリンショックスに取り込まれるわけにもいかない。ミスアメリカを抱え、飛び去ろうとするベス。

それを追うべく、グングンと伸びるグリンショックスの触手。スルスルと絡みついた触手により、転倒させられるベス。

ベスは、ミスアメリカを地に下ろすや何かを決意し、グリンショックスの方へ駆け出していった。

「ベ、ベス、待ちなさい!」

ベスを追うミスアメリカ。グリンショックスの触手が、迫り来るベスを貫通した。

「ウグアアアアアアア!!ウ、ゥゥ・・・、ングアアアアアアア!!!」

身体を刺し貫いた触手を気に求めず、ベスはさらに突進する。グリンショックスの巨体をガッシと掴む。

鋭い触手がベスの身体を刺し貫いていく。遥かなる深海か、遠き宇宙か。自らの身体を犠牲に、いずれかへ封じ込めるほか、手段はない。

しかし、今のグリンショックスは、ベスの力では持ち上げる事が出来ないまでに成長している。

「無駄なことは、やめろ。」

グリンショックスは容赦なく、ベスの身体に細い触手をズブズブとめり込ませていく。

「ウ、ンアアア!ク、フゥゥ、グガァ、フゥアアアアアアアアア!!」

さらには、溶解液までも浴びせ掛けられる。ついに力を失ったベス。グリンショックスは、ベスの身体をグブグブと取り込んでいった。

「・・・ベス・・・。あなた1人、行かせはしないわ!」

ミスアメリカは、自らグリンショックスに飛び込んでいった。グリンショックスを復活させたのは、一地球人である1人の男。それを成長させたのは、

地球人である自分。全ては地球人が引き起こした騒動である。光の国の戦士を犠牲にする訳にはいかない。

グリンショックスは図太い触手をベスの膣穴に数本ねじ込み、液を吸い取っていった。

ミスアメリカにも、それ相応の太さの触手を咥えさせる。

「ウグゥ、ンガアアアア!グゥ、フゥア、ウアアアアアアア!!」

「アァ、アアア!ウ、ゥゥゥ、アアアア!キャアアアアアアアアア!!」

「お前達は我が体内の中で、永遠に我に力を与えつづけるのだ!我が身は滅びることは無い!我が身の成長を止める物は無い!

 我の進軍を、止める術はないのだ!」

高らかに吼える植物怪獣。

グリンショックスの活動停止は、突然訪れた。ベスやミスアメリカの液による成長では満足せず、通常の植物のように、

太陽の光を浴び、地球の大気を吸ってより進化しようとしていたグリンショックスであったが、汚染された地球の大気を吸い続けたグリンショックスは、

そのまがまがしい毒素によってあっさりと絶命してしまった。ボタボタと分解を続けるグリンショックスから、

ウルトラウーマンベスとミスアメリカの姿が現われた。

立ち尽くすベスの肩の上に、ミスアメリカは腰を下ろしていた。

「・・・騒動を巻き起こしたのも、ケリをつけたのも、結局は地球人。それも、皮肉な決着・・・。

 なんだか、くだらない結果に終わっちゃったわね・・・。」

ミスアメリカは、ベスの大きな瞳を見据えた。

「ウルトラマン、どうしてあなた達は、こんな私たちを救ってくれるの?こんな事を続ける地球人達を、これからも救い続けてくれるの?」

ベスは無言のままミスアメリカを地に下ろすと、太陽へ向かって飛び去っていった。彼女の、彼女達の真意を知ることは、

地球人達には不可能だった。

 

― fin ―

 

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