魔の山でイけ

 

ナースが岩見山に出現。それを察知したウルトラの母は現地へ飛ぶ。フラフラとウルトラの母の頭上を浮遊する円盤ナース。

ビビビと光線を発射し、ウルトラの母に命中させる。

「フェ、フェア!!」

たじろぐウルトラの母。ナースは素早く大地に向けてに滑空し、ウルトラの母の足元をすくった。

ドスンと尻餅をついたウルトラの母に、さらに光線を浴びせる。

「フェアァァ!!」

全身に光線を受けたウルトラの母の悲鳴。首を振りながら立ち上がり、反撃の機会を伺うウルトラの母。

ナースはそんなウルトラの母をおちょくるかのように、彼女の周りをグルグルと旋回し始めた。

前、後ろ。ウルトラの母は素早いナースの動きに翻弄されていた。背後に気配を感じ、

振りかえろうとした瞬間、ナースはウルトラの母の胸の前に素早く回り込み、彼女の胸元に張り付いた。

硬い外壁の回転が、ウルトラの母の胸を切りつける!ヴィーーーーン!!

「フェ、フェアアアーー!!」

乳房に激しい痛みを覚えたウルトラの母は両手で胸を押さえ込んだ。

ナースはさらに、ウルトラの母の開いている両足の隙間に、縦に入り込み、上昇した。

「!!!フェアアアア、アァァ!!」

回転円盤が彼女の股間をえぐる。ナースの上昇力によりウルトラの母のかかとが浮き上がる。

それほど強力な摩擦が彼女の股間を襲っていた。ウルトラの母は必死で飛び上がり、それを逃れた。

激しい痛みに耐えかねたウルトラの母は、早々に勝負をつけようとマザー光線を発射する。

命中するかと思えたその一撃を、ナースは竜型に変形することで逃れる。竜型ナースはウルトラの母に近づき、

スルスルと彼女の身体に絡みついた。両腕を巻き込みつつ、腰、胸、首にまとわりついたナースは、

ウルトラの母の身体をぐいぐい締め付け始めた。

「フェアア!アフゥ!!フゥアァァァ!!」

ウルトラの母は悲鳴をあげる。硬い金属で覆われたナースの皮膚がウルトラの母の柔肌をえぐり、

密に接触している箇所からは体液が流れ出していた。

―このままでは締め殺されてしまう― ウルトラの母はこの緊縛を逃れようと、ぐいと力を込めた。

脚を大きく開いて膝をおとすし、全力でナースを引きちぎろうとする。

「フェアッ!ムゥゥーーー!!」

ナースの関節はギリギリと軋みはじめ、今にもバラバラになりそうだ。ナースは反撃に出る。ウルトラの母の開いた股の間に、

尾の先端を移動させ、そこを貫いてみせた。

「ディア、ファア、フェアアアアアーーーーーーーー!!!」

ウルトラの母は絶叫した。思いもかけない、硬い金属の鋭い刃による挿入。

激しい痛みに耐えかねたウルトラの母はバタリと倒れた。ナースは再び締め付けの力を強めた。

と、突然ナースがバチバチと火花をあげ始める。先程ウルトラの母にちぎられそうになった時の力は、

ナースを構成する機械部品に確実にダメージを与えていたのだ。ウルトラの母は最後のチャンスとばかりに、

倒れた状態ながらもググっと力を込め、再びナースを引きちぎろうとする。ナースの方もそれに抵抗しようとするが,

体のあちこちが小爆発を始めた。ところが皮肉な事に、その爆発と火花がウルトラの母を苦しめ始める。

「フェ、フェアア!フェア!!アァァーーー!!」

締め付けの力に加え、小爆発からもダメージを受けるウルトラの母。ナースがちぎれるのが先か、

ウルトラの母が息絶えるのが先か。やがてあたりは、爆音とともに煙に包まれる。

「フェアアアアーーーーーーーー!!・・・・・」

ウルトラの母の絶叫が轟き、そして静かになった。噴煙が晴れると、バラバラに引き裂かれたナースと、

体のいたる箇所にこげ後を残して突っ伏しているウルトラの母の姿が現われた。

ナースは破壊され、山には平和が戻ったものの、その代償はあまりにも大きかった。

 

 

                   ―――――――― 完 ――――――――

 

 

 

 

 

 

 

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