必殺!ユリアンキック

 

 キングザウルスV世が、ウランを求めて発電所襲撃を企てる。それを阻止せんと、女戦士ユリアンが

まばゆい光とともに登場。ダァッとみまがえ、キングザウルスV世と対峙する。

ユリアンはまず、額のビームランプから光線を発射。するとキングザウルスV世は、頭頂部の2本の角から

バリアーを発生させ、光線をはじき返す。ユリアンは続けてバックルからビームを放つ。が、それも

通用しなかった。ならばと、先日エイティから教え込まれた、サクシウム光線を見舞った。光線は

またしてもバリアーに阻まれ、しかも今度はその光線が威力をそのままに、ユリアンに反射された。

「ウアァ、アアアァァァァーーーーー!!」

自らの放った強力な一撃をその身に浴び、苦しむユリアン。

キングザウルスV世はユリアンを無視し、発電所方面へ向かおうとしていた。

「ク、クゥゥ!!ユリアン、キィィーーーック!!」

ユリアンは、怪獣を倒すにはバリアーを発生させる角をへし折る必要がありと判断。

ジャンプ一番、必殺のユリアンキックをキングザウルスV世の角にヒットさせた。

足先にかなりの手応えを感じたが、怪獣の2本の角はビクともしなかった。キングザウルスV世は、こうるさい

邪魔者を片付けようと、ノッシノッシとユリアンに歩み寄った。そして、角をユリアンに向かって突き刺す。

「フ、フワァァァ!!」

その角先はちょうど股間を突き、ユリアンはビクっと反応。あわてて怪獣の2本の角をつかみ、

それを押し返す。ぐっと脚をひらき、力を込めるユリアン。先程、一撃を受けた傷口から体液が漏れはじめていた。

激しい押し合いのさなか、キングザウルスV世は、首を一旦スッと引っ込める。

前につんのめりそうになるユリアンの股間に向けて、再び角を突き出す。ズプ!!

「ア、アファァ!!」

ユリアンはたまらず両手で傷口を覆う。キングザウルスV世は、かまわず何度も前方に角を突き刺す。

ピシッ!プス!とユリアンの太ももを、怪獣の角がブチ刺さる。

「アゥ!ウア!!クフアア!!」

そのうちユリアンの太ももから体液が流れ出す。意識が朦朧とし、立っている事もままならなく

なっていったユリアン。怪獣が力をこめてユリアンに突っ込むと、ユリアンは後方へ吹っ飛ばされた。

「フアァァーー!!」

ドシン!!あお向けに倒されたユリアンは、腰を浮かせて海老反る。

キングザウルスV世はユリアンに近づき、あお向け状態のその体にのしかかってきた。

そして、自慢の角を、ユリアンの胸にプスリプスリと差し込んだ。

「ア、ウフアア!!アウ!ウ、ウアア!!」

傷口から体液を流し、苦しむユリアン。抵抗する力を失った彼女の胸元に角が食い込む。

怪獣は強引に彼女の体を持ち上げ、首を大きく上方へ振るう。ユリアンの身体が、あちこちから体液を

撒き散らしながら、天を舞う。

「クファアアアーーーーーー!!!!」

ズシンと大地に叩き付けられるユリアン。大の字になってぐったりとしている彼女に、

怪獣はのしのしと近づき、とどめとばかりに角を股間に突きおろす。ズプリ!!

「ア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーーーーーーー!!!!」絶叫と共に体液が吹き出し、ユリアンは朽ち果てた。

動かなくなった彼女を踏みつけながら、キングザウルスV世は発電所方面へ歩みを進めた。

                   ―――――― 完 ――――――

 

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