液を蹴ちらせ

 

煌々たる十五夜の月の夜、吸血星人ドラキュラスがあらわれた!。ユリアンは早速現場に急行した。

「ユリアン、我々はウルトラ一族を滅ぼしたい。そしてそのために若い女戦士をねらう。女さえいなければ

 ウルトラ一族はおのずと滅びるのだからな。ハッハッハッハ・・・」

「だまれ!」

怒りのユリアンがドラキュラスに飛びかる。ジャンプ一番、ドラキュラスの首元に太ももを絡ませた。

そのままドラキュラスを気合一閃なげすてる。よろよろと立ち上がったドラキュラスは翼を広げ、大空を舞った。

そして地上のユリアンに対し、ドラキュラスの口から熱線が発射される!

「アアアア!」

身体を燃やされたユリアンの悲鳴が轟く。大地に降り立ったドラキュラスはさらに口から煙を吐いた。

煙を喰らったユリアンは意識が朦朧としはじめる。苦しむユリアン。そして背後から迫ったドラキュラスの

鋭い牙が、ユリアンの首筋に突き刺さる!ギリッギリギリギリ・・・・

「ヴェ、シェアアア!」

ドラキュラスはユリアンのエネルギーを吸い始めた。あぶない!ユリアン!。エネルギーを吸われたユリアンは

がっくりと膝をつき、ぐったりと倒れ込んでしまった。ユリアンの瞳がチカチカと点滅している。

これはユリアンの体力が消耗していることを意味するのだ。

焦点がぼやけ、ドラキュラスの姿をまともに見ることが出来なくなってしまうユリアン。

ドラキュラスは倒れ込んだユリアンを無理矢理抱き起こし、今度はその牙をユリアンの豊満な乳房に差し込んだ!

ギリギリギリギリ・・・・

「アァ!フ、ウアア・・ヴェ、ウアァ!」

救いを求めるかのように天に手を伸ばすユリアン。負けるな!ユリアン!だが、ドラキュラスの牙はさらに深くユリアンの乳房に食い込み、

どんどんとエネルギーを奪い取っていく。やがてユリアンの両手はだらりと下がってしまった。

ドラキュラスがユリアンを突き飛ばすと、ユリアンは力なくその場に倒れ伏してしまう。

なんということだ。無敵のユリアンが負けてしまった!しかしドラキュラスは、ユリアンへの攻撃をやめようとはしないのであった。

立て、ユリアン!君はまだ死ぬわけにはいかない!非情のドラキュラスは倒れているユリアンの足を掴み、その鋭い牙をユリアンの股に近づけた。

「ここを破壊してしまえば、2度と子供を生むことはできまい。ハッハッハッハッハ・・・」

ドラキュラスは牙をユリアンの大事なところに突き刺そうというのだ。なんてことをするんだ、ドラキュラス!

そしてドラキュラスの牙が、ゆっくりとユリアンの股に沈んでいった。ユリアンのピンチだ!

「ウ、ウゥ・・グ、ウワア!ア゛ァッ、フゥアアアアーーーーーーー!!」

意識を取り戻したユリアンだったが、時すでに遅かった。ユリアンの股間に差し込まれた牙はかなり奥まで食い込んでいたのだ。

必死で足をバタつかせてみても、その牙が離れる事はない。

ユリアンの絶叫がこだまし、体液が飛び散る!エネルギーもみるみるうちに吸われてゆき、

ついにユリアンの瞳の輝きが完全に消えてしまった。恐るべし、ドラキュラス!。

やがてドラキュラスは、動かなくなったユリアンを解放すると、満足気に飛び去っていった。

ユリアンは死んでしまったのだろうか・・・。だが、たとえ死んでしまったとしても次回にはきっと元気に復活してくれるはずだ。

だから安心して、来週もみんなで見よう!

 

 

  ―――――――― 完 ――――――――

 

 

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