妄想超獣出現!(前編)
男は売れない漫画家である。今日もひがな一日、おのれの妄想を白紙にぶちまけ始めた。
まず1コマ目に怪獣・・・いや、超獣を登場させる。怪魚超獣ガランである。その超獣の咆哮を、
紙に記したその瞬間である。
「グアオオオオオオオオオォォォォォン!!」
表から耳をつんざく叫び声が聞こえた。慌てて窓の外を見ると、男は驚愕した。彼の描き記した超獣が、そこにいるではないか。
男はまさかと思い、超獣が光線を吐き出す姿を描いてみた。
すると外に居る超獣も、同じように光線を吐いた。男は確信した。
「俺が漫画に描いた事が、現実に起こるのだ。こ・・・これは素晴らしい。」
男は女ウルトラ凌辱漫画を描き続けていた。そのあまりの下品さゆえ、誰からも相手にされなかったが、
どういうわけかそれを愛読していたヤプールにその過激で下衆な妄想魂を見入られ、この特殊能力を与えられていたのだ。
自分の描いた漫画が、現実のものとなる・・・。男の野望はただ一つ。
男はすぐさま次のコマに、女ウルトラ戦士を描きはじめる。標的はユリアンに決めた。
「!!!な、何!?ここはどこ!? ち、地球!?」
ユリアンは驚いた。先程までウルトラの国の自室でお昼寝をしていたはずなのに、いつのまにやら地球でファイティングポーズをとっているのだ。
目の前にはドリルのような鼻面を持った、マイナーな超獣が立っている。
ユリアンの意思と無関係に、両者の対決がはじまろうとしていた。
「キャア!!アハァン!!イヤン!!ダメェェ!!そんな事されたら、ユリアン死んぢゃう!!」
―こ、これどういう事!?― それは対決などではなく、一方的な蹂躙といえた。ユリアンは攻撃する事など出来ず、
ただただガランの拳を体中に受けるだけであった。そのうえ、なにやらとんでもない事をくちばしっている。
すべて男の漫画に描かれた出来事・・・。ユリアンにそれを知る由もない。
男の漫画はいつも、凶暴な怪獣に一方的にいたぶられる女ウルトラ戦士の姿を描いただけのものであり、
ヤマ、オチ、イミなどまるで無かった。しかも内容もえげつない。
「アフゥン!ダメェン!そんなトコ突っついちゃ、イヤァーーーン!!(あ、あたし何言ってるの!?)」
本意を口にする事は出来ないが、ただ一つ確実なのは、体中には相当のダメージを受けている事だった。
ドリルで貫かれ、爪でひっかかれ、光線を喰らい、尻尾でぶたれる。
「いったぁぁぁい!ゆるしてぇ、堪忍してぇぇぇ!!(くッ、このままじゃ・・やられる!)」
男は欲望をスパークさせる。漫画の中のユリアンの、女としての部分を徹底的にいたぶり始める。
乳房を殴られ、股間を蹴られるユリアンは、痛みに耐えかね倒れそうになる。
しかし身体は勝手に超獣のもとに歩み寄り、自らダメージを受けに行く。
「ア!アァ!!なんだか・・・気持ちよくなってきたわん・・・(グ、グゥ・・だ、だれか・・・)」
どんなにボロボロになろうとも、ユリアンは立ち向かう。立ち向かうようにされている。
ユリアンは大きくジャンプして、キックを放とうとした。当然ながらそれが当たる事などありえない。
ぎこちなく開かれた股間の中央に向かって、ガランの鼻先のドリルが突き刺さった。
というより、ユリアン自ら飛び込んだ。
「ア!アアアアアアアアアアアアーーーーーーーー!!」
はじめて男の妄想とユリアンの本心がシンクロした。天を貫かんばかりの絶叫が響く。男は興奮しつつユリアンが悶え苦しむ姿を描く。
股間のアップの際には、通常の3倍の力をそそぎ、克明に残酷描写をした。
「ヒ、ヒィィィィ!オマンコ、オマンコ、こわれちゃぅぅぅぅ!!(!!!!!!)」
男は全世界に轟きそうな大音量で、しかしユリアンにとっては誰にも聞かれたくないような下衆な絶叫をあげさせた。こいつ最悪だ。
妄想超獣出現!(後編)
「あぁぁ・・・あたしの・・・ユリアンのオマンコ、壊されちゃったよぅ・・(グゥ・・・ダ、ダメ・・・)」
本来なら失神しそうなダメージを受けたユリアンだったが、現実ではボロボロの恥部をさらして、
ただビービー泣くだけであった。
そんなユリアンが、救済されることになる。ユリアンは破壊された恥部を手で押さえ込み、叫ぶ。
「リラァァイブ、光線ー」
ユリアンの肉体のすべてのダメージがリセットされた。都合のいい話だったが、すべて男の妄想だ。
男は執筆をやめる気は全くない。凄まじい光景が、現実として見られるのだ。
凄まじい絶叫が、現実として聞こえるのだ。まだまだ妄想は止まらない。ユリアンはあお向けとなり、
脚をひろげてガランを挑発した。
「お願い・・・また、わたしのオマンコいじめて・・・。わたし、ひどい事されて喜ぶヘンタイ女なの(・・・・・)」
誰が変態なんだか。ガランはじりじりとユリアンに近づき、両足を掴んだ。
そして股間に口を近づけ、ガブリといこうとしたその時、ユリアンは叫んだ。
「イ、イヤァァァ!お、お願い!やめて!!やめてぇぇぇぇぇ!」
ユリアンは突如、必死になって抵抗を始めた。それは、やっぱり嫌がる女を無理やり虐めるほうがイイやという、
男の気まぐれでしかなかった。そしてやはり、ユリアンは股間をガブリと噛まれた。
「ア!アアアアァァァァーーーーーーーーー!!」
ユリアンは脚をバタつかせて痛がる。比較的絶叫がノーマルだったのは、なんだかユリアンが可哀想になってきた故の、男の温情である。ホントかよ。
やがて解放されたユリアンは、叫ぶ。
「リラァァイブ、光線ー」
またかよ。
続いて男は、やおら本棚に手をのばし、資料を広げる。ただのエロ漫画だが。
まず、ガランの股間に、欲棒を描いた。男は自分のモノを見ながら描いたため、当然ドリル状だ。
「た、逞しい・・・。その素敵なオちん○んしゃぶらせてください・・・。」
ちっとも逞しくはないが、ユリアンは四つん這いになり、ガランのソレを口でしごいた。ユリアンの右手を、彼女の右耳にそえさせたのは
エロ漫画を見ながら模写したためだ。髪の毛なんてないのに。
「はむ、はむ、ううぅんん」
やがてガランの白い液が、ユリアンの口内に射出された。男は欲張って、顔面射出の描写もした。
そしてガランは、ユリアンの花弁に、股間のドリルを突き刺した。男は、両者の体勢を何度も入れ替えさせた。
正常位。後背位。松葉崩し。やがてガランは、ユリアンの膣内におのれのリビドーをぶちまけた。
「ああ、ダメ、中は、中はイヤアアアーーーーー!」
叫ぶユリアン。と、同時に男も叫んだ。
「・・・か、紙が無くなっちまったあ!!」
最後のひとコマにペンを入れ終えた時、それに気がついた。
男の妄想が寸断され、ガランとユリアンは虚空に消えていった。あっという間の出来事だった。
「!!!!・・・ひどい・・・ひどい夢だったわ・・・・」
ユリアンは自室で目覚めた。が、彼女にとって残念な事に、あれは、現実だった。
ユリアンは秘裂に毒々しい違和感を感じ、そして生臭いにおいを嗅いだ。
膣から溢れている、ねばねばした白い液体を指ですくい、叫ぶ。
「!!!あ・・・・赤ちゃん出来ちゃうぅぅ!!!!!」
ユリアンと超獣との情事は、全世界に知られる事となった。世界中の男たちが皆、女ウルトラ萌え〜になった。
元々そうであった者達は、先見の明ありと英雄扱い。そしていままで散々コケにされていた女ウルトラ凌辱漫画は売れに売れ、
作者であるあの男は億万長者となった。しかし、男の野望は果てしない。
「さて次は、誰をいじめてやろうかな」
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